一般向け用「パンフレット」 発行のご案内
「PSA検診 受診の手引き」 (2018年版)
当財団では、前立腺がんの早期発見のために、一般の方用パンフレット「50歳を過ぎたらPSA検診を」に続き、「PSA検診 受診の手引き」を発行し、自治体および企業検診等で前立腺がん検診を実施する際の啓発用パンフレットとしてご活用いただいてまいりました。この度、日本泌尿器科学会発行、「前立腺がん検診ガイドライン 2018年版」の重要な改訂ポイントをご紹介し、あわせて最新の公表データに基づく図表を最新情報にかえ、新たな解説を加えて発行いたしました。 PSA検査は、わずか1mℓの採血により早期がんを発見できる、簡単で信頼性の高い血液検査です。近年、わが国の前立腺がんは中高年男性に急増しており、患者数、死亡者数ともに増え続け、2015年と2016年は最も多い男性がんになりました。また、前立腺がんによる死亡者数は、2014年の死亡者数が11,507人と、1970年の調査以来はじめて減少に転じ、2015年もわずかですが減少傾向となりましたが、2016年には再び増加しています。前立腺がん対策として、PSA検診の普及が進めば、米国と同様に死亡率は減少傾向に向かう可能性がありますが、日本ではまだ検診の普及が不十分であると考えられます。 前立腺がんの初期段階は無症状で、排尿に関するトラブルもなく、検診以外で発見することは困難です。また、気づかないうちに病気が身体を蝕んでいき、遠隔転移により死に至らせるおそれがあることから、“サイレントキラー”ともよばれています。 PSA検診は、質の高い研究で死亡率低下効果が証明されたがん検診です。PSA検診を受診する際の参考にしていただくため、最新のデータをもとに、イラスト、グラフ、フローチャート等によりわかりやすく解説しております。 |
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